みなさん、こんにちは!本ブログ管理人のユージンです。
今回は、外国為替取引を利用する目的についての記事を書いております。
普段何気なく売買取引をしているFXですが、なにも我々トレーダーだけが利用しているわけではありません。
多くの企業や政府、中央銀行なども外国為替取引市場を利用しています。
大きく分けて4つの利用目的があります。
本記事でその内容について紹介していきます。
トレードするうえで、知ってくと便利なのでこの機会に一緒に学んでいきましょう!!

外国為替って自分たちトレーダー以外にどのような人たちがどのような目的で利用しているんだるか?
また、それによって為替市場に大きく影響してくることなどもあるのだろうか?

外国為替市場は、大きく分けて4つの取引パターンに分類されます。
それぞれの立場の人がどのような目的で利用しているかを知っておくことで、今後の値動きを予測するうえでの判断材料にもなります。
もちろん、大口の投資家による取引は為替市場に大きな影響力を及ぼすこともありますので、知っておいて損はないですね。
・4つの取引パターンを理解することができる。
・外国為替市場を色々な角度から分析することができるようになる。
では、早速見ていきましょう!
外国為替市場を利用する取引パターンは大きく分けて、
「実需を伴う取引」と「実需を伴わない取引」の2つに分類されます。
ちなみに、「実需」とは、モノやサービスを売買するために、外国為替取引を利用することを言います。
そして、その中でもさらに細分化すれば、4パターンに分けることができます。
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
① 実需を伴う取引
ⅰ貿易取引について
この貿易取引とは、企業の輸出や輸入による売買で外国為替取引を行うことを言います。
実需とは、「モノ」だけでなく、「サービス」を売買することでしたよね?
なので、自動車や食品、原料関連などの「モノ」だけでなく、金融、運輸、旅行、建設などといった「サービス」を売買することも貿易取引に含まれます。

一般的な企業活動によるものがそうなので、なじみの深い取引パターンだと思います。
輸出入をする企業間で売買契約を結んだ後、輸出者が輸入者に対して、INVOICE(請求書)をきり、輸入者はINVOICEの金額を輸出者に支払いを行いますよね。
今では、ほとんどが電子決済ですが、この電子送金を行う際に自国通貨の金額を相手国の通貨に換算して(だいたいドル建てのINVOICEが多い)、送金する必要があります。
この決済が外国為替取引をしているということになります。
簡単に言うと両替しているんですね。
また、9月末や3月末といった決算期には、海外に連結会社を持つ企業は、海外企業の売り上げを円建てに替えて日本に送金する必要があるのです。
だから決算期というのは、一時的にでも円高になりやすいんです。
知っておくとトレードに生かせるときもあるかもしれませんね^^
ⅱ 資本取引について
資本取引は、貿易取引同様に実需に伴う取引に位置づけされています。
海外企業の株式や海外国債を購入したりする際には、その投資先企業がある国の通貨に両替して、それらを購入する必要があります。これら海外資産に投資するときに外国為替取引を行うことを資本取引と言います。

日本企業の株式は配当金の利回りは変動も大きく、良くないため、今は海外企業の株に投資したり外貨預金をする人も増えてきていますよね。
有名ブロガー 兼 YOUTUBERのバフェット太郎さんが推進する米国株への投資!
なんかもこの資本取引に該当します。
ただ、これら海外株式などは配当利回りは良いですが、両替薄時に為替差損や為替差益が発生する為、円高になれば利益が出ますし、円安になれば逆に損をすることになりますので、その点は注意が必要です。
こうした海外資産への投資がブームになれば、それだけで外国為替市場に大きな影響を及ぼすことになります。
② 実需を伴わない取引
続いて、実需を伴わない取引について見ていきましょう。
下記の2点があります。
ⅰ投機取引について
この「投機」って言葉は聞いたことがある人も多いと思います。
有名なFX YOUTUBERさんなども「大口の投機筋が○○○」なんて感じで表現してますよね?
「投機」の意味については、ググってみてくださいね笑
投機取引とは、外国為替や外国株式などを売買することによって、出た差額で利益を出す取引のことを言います。
普段、我々 個人投資家がしている取引も投機取引になるってことですね。
この取引パターンが外国為替市場の大半を占めているわけです。

投機取引というと、投資って言葉と違ってギャンブルといったイメージが強いかもしれませんが、我々のような個人トレーダーだけでなく、企業に所属して売買しているようなディーラもこの投機取引にあたるわけです。
大口の投機筋なんかもこの投機取引に含まれます。
ちなみに、大口の投機筋とは、つまり、ヘッジファンドや投資ファンドを運用する集団のことですね。
FXトレードで勝つためには、大口の投機筋の動向に注視しておく必要がある!
とか良く聞きますよね。
これら大口の動向を読まないと勝てない??かどうかはさておき、外国為替相場に大きな影響力を持っているのは間違いないので覚えておきましょう!
ⅱ 公的取引について
これも実需を伴わない取引になります。
為替レートをある程度のレンジの値幅というものがあるわけです。
このレンジを大きく超えて、為替レートが一方向に動き続けると、自国経済の破綻や不況、インフレなどにつながる可能性があります。
そうならないようにするため、政府や中央銀行が介入して、無理やり為替レートが一方向に動かないように外国為替市場に莫大な資金を投じることを公的取引と言います。

ニュースなどで、「為替介入」なんて聞いたことがあると思います。
それが、この公的取引の事です。
リーマンショックの影響により、2010年や2011年は大きく円高方向にレートが傾きましたが、このときにも為替介入が行われました。
ここ最近では、2020年の3月に日経平均株価が大暴落して、日銀が莫大な資金を投じて、買い支えをしましたね。
滅多に実施されることはありませんが、一応覚えておきましょう!!
③ まとめ
外国為替取引は大きく大別して、実需を伴う取引と実需を伴わない取引の2つに大別され、
さらに細分化すると4つの取引パターンがある。
・実需を伴う取引 ⇒貿易取引、資本取引の2つ
・実需を伴わない取引 ⇒ 投機取引、公的取引の2つ
※ 私たちが普段、売買を繰り返している取引は、投機取引に該当するが、それ以外にも外国為替市場を動かす取引は3パターンあると覚えておきましょう!!
いかがでしたでしょうか?
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最後まで本記事を読んでくださり、ありがとうございました。
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