こんにちは。本ブログ管理人のユージンです。
今回は損切りについてお話をしていきます。
FXに限らず、株にしろ、ビットコインにしろ、損切って絶対に必要な投資判断だと私は思っています。
損切ができないといつか死にます。
これマジです。本当です。
損切ができないといつか絶対に痛い思いをします。
最近はロットを落として損切しない手法‼なんてものも他の方が動画や記事で紹介されています。
FXに関しては、ロットを最大限に落として損切せずに堪える手法もアリっちゃアリです。
株にしろ、ビットコインにしろ、相場は波を打って上下します。
FXの場合は通貨ペアです。国と国とのパワーバランスの均衡を保つためにある程度のレートで落ち着くようになっています。ドル円だと2020年7月現在は100円から110円がレンジ範囲です。
なので多少損切をせずとも、ロットを落として損切幅を広めに設定していれば、滅多に負けなくなります。含み損は確定さえしなければ、負けではありませんからね笑
ただし、毎度毎度そーなるわけではありません。いつか必ず大きなトレンドが出て、よほど緻密に計算されたロットとマインドのコントロール、そして、資金管理ができる人でなければ、いつか絶対に大きな損切をしてしまいます。
また、この損切しない手法にも限界があります。損切しない手法は損切幅を目一杯 広く取ります。数百PIPS ~数千PIPSで取る人もいるでしょう。
しかし、その分ロットも小さくする必要があるんです。
でも考えてみてください。
それだけ、ロットを小さくすれば負けなくなる確率は高いですが、損大利小にもなりやすいんです。
また、ずぅーーっとその小ロットでやると、そのロットに慣れてきます。いくらロットが小さいからといっても、そのロットに慣れてしまえば、数百PIPS、数千PIPSの損切りにためらいが出てしまいます。人間の欲っていうのはそういうものです。その時にためらいなくできる勇気と決断力がなければ、この損切しない手法は向いていないということです。
しかし、その一度の損切でFX人生を終了させるような損切もあるかもしれない。
ということは肝に銘じておいてください。
それだけFXで損切ができない!!というのは致命的なことなんです。
っと、まあ話が少し逸れてしまいましたが、損切りについて下記お話ししてます。損切りに悩まれている方は、かなり本質的なところを取り上げて話してますので、是非最後まで見てください^^

損切りしないといけない。でも、分かっていても損切って、やっぱりできないんです。何度も何度も同じミスをして、その時は、次は絶対に損切するって誓うんです。でもしばらくするとまた同じミスをしてしまうんです。それだけ損切できないことに悩まされてます(~_~;)
・損切りするためのマインドが作れる。
・損切に迷わなくなります。
・損切の必要性を理解できます。
① なぜ損切ができないのか?
1.1 プロスペクト理論とサンクコスト効果
これは、もう愚問かもしれませんね。。。
損切りできない原因は、この記事を読まれている皆さん自身が本当は分かっていると思いますが、もう一度整理する意味と私が思う見解を述べていきますね^^
ご存知だと思いますが、プロスペクト理論って聞いたことありますよね??
損をしたくない、確定させたくない。逆に利益は早めに確定したい。っていうアレです。
知らない人はググって見てくださいね。
まず、損切りできない原因はこれが一つありますね。
それと、もう一つあります。
サンクコスト効果!って聞いたことありますか??
プロスペクト理論は聞いたことがある人は多いと思いますが、このサンクコスト効果もトレードをする上では注意したい天敵です。
サンクコスト効果とは??
これは、簡単にいうと、損を取り戻したい欲求に駆られる状態のことをいいます。トレードに限らず、パチンコや競馬といったギャンブル全般に当てはまることですね。
これはトレードにおいて、本当に天敵です。
皆さんもないですか??
「あーーくっそーー。昨日まで調子良かったのに、今日は3万円損したよーー。。。くっそー、やっちゃいけないって分かってる。。。。でも、、、もう1トレードして取り返したい。一回だからさっきの倍ロット張ろう!!」
みたいな経験。。。
お恥ずかしながら、私はFXを始めた初年度から2年目の中間ぐらいまでは、この状態でドツボにハマっており、口座の資金を一度0にしました。。。
もう、本当にこの状態でした。損失がさらに損失を呼ぶといった悪循環。
そして、このサンクコスト効果で恐ろしいのが、ロットをめちゃくちゃハイレバにしやすいってことなんですよ。
要は、ラクして1回のトレードで楽して取り戻したい!って欲求に駆られるんです。
頭では分かってるんですよね。やっちゃいけないって笑
でも、欲求が抑えれなかったりするんです。
そして、資金を0にして気付くんですよね。。。。
ここは、共感してくれる人は多いんじゃないかと思います。
でも、これらは、人間である以上、必ず働きますので、どうしようもないです。行動経済学の見地からすると、当然のことらしいですよ。
そうならないために、ロットの調整&しっかり熟考したトレード戦略が必要になってくるんです。
1.2 自己肯定感が低い
これは、一言で言うと、相場に対して自信がないからです。
今が上昇トレンドなのか、下降トレンドなのか、今はどこの波で、私は今から何をしようとしているのか??
要は、経験と勉強不足です。
今から相場が上がるか、下がるか?なんて神のみぞ知る!!ですが、
相場が上がりやすい相場か、下がりやすい相場か、おおよその目星をつけることは可能です。
分からないから、自信がないんです。
自信がないから、まだ上がるかもしれない、下がるかもしれない!といった期待感から損切りができないんです。
このように、本来予期しない状況に立たされた時、 脳がパニックを起こし、脳に大丈夫だ!と信号を送り、脳をだまして、正常を保とうとするんです。 このような状態を「正常性バイアス」と心理学では呼びます。
自分が出す答えに自信がないと決断力が失われます。
自分を否定している状態、すなわち、自己肯定感が低いから、自分の意見に自信を持つことは難しいのです。
② 損切りができるようになる魔法の杖
では、損切りができるようになるために必要なことを話していきます。
「魔法の杖」なんて面白おかしく表現してすいません”(-“”-)”
見るからに怪しい内容だな!なんて思わないでくださいね( *´艸`)
人間、多少のユーモアも必要です笑
でも損切りに悩まれている方は、下記を見て損をしないと思いますので、必ず最後まで見てくださいね。
損切りができるようになる対策
2.1 ロットを大きくしすぎない
これは、分かりますよね。上記のサンクコスト効果でもお話ししましたが、早く儲けたい、損を取り戻したい!といった欲求がここに繋がっています。
早くお金持ちになりたいから。
早く損を取り戻したいから。
早くサラリーマンをドロップアウトしたいから。
こんな理由からロットを高くしてしまうんです。
今あなた自身のロットは最適ですか??
自身の証拠金に対してハイレバになってませんか???
少し余談です。ロットの管理は人それぞれ違うと思いますが、ただ、一般的な1万通貨を基準に1ロットでトレードするのであれば、最低でも30万円は口座に入れておいた方が良いです。
10万円からFXを始める人も多いと思いますが、10万円の証拠金だと100通貨や1,000通貨単位で始めた方が良いですね。1万通貨は最初のうちからすると、人によってはハイレバだと思いますよ。
1万通貨1ロットでトレードしても100pips動いたらすでに損失は1万円です。100pipsなんて通貨ペアによっては全然動きますからね。10万円の資金しかないのに1万円も損したらどうなりますか??上記で説明したバイアスがかからない!!とは断言できませんよね。
100通貨や1,000通貨単位でもロット張ることはできますので、慣れてきたら上げれば良いだけですしね。。。。まあ、ここは参考程度に!
とにかく、
ロットを上げてハイレバでトレードしても良い人は、トレンド判断ができて、波の規則性を理解し、自身でどの波を狙っているかが判断できる!要は相場をしっかりと理解している人だけです!!
そうでない人がロットを張ると損切りに躊躇が生まれます!!
相場は初心者もいればプロの個人投資家や大口の機関投資家もいるサバイバルな場所です。
欲に駆られたハイレバは危険だと理解しましょう!!
損切りができない人は、もう一度ご自身のロットを見直してみてくださいね^ – ^
2.1 トレンド状況を理解する
上記の損切りできない原因は、自分が何をしているか分からない!と説明しましたが、
損切りできるようになるためには、自分が今何をしているのか?を理解するってことです。
その中の一つに自分がどこ狙っているのか?ってこと。と 今の日足トレンドが上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかを理解するってことです。
推進波を取りにいっているのか?それとも調整波を取りにいっているのか?
(ちなみに、推進波はエリオット波動で言う第3波や5波のトレンドが伸びる部分です。調整波は押し目や戻し目の部分、エリオット波動でいう第2波や4波のことです。)
ここでは詳細はお話ししませんが、トレンドの判断は厳密にはしっかりとした定義があるんです。
取り急ぎ、日足レベルでダウ理論を当てはめて考えてみてください。上位足のトレンドを理解しておくことがとても大切です。
それで今のトレンドが上昇トレンドなのか、下降トレンドなのかをある程度は理解できると思います。
やることが分かれば、自信も生まれてきますので、スパスパと自信をもって損切りができます。
2.3 高安値で損切りをすること
トレンドの判断ができるようになると、損切りするルールですね。
損切りは何pipsとか決めてやっている人もいるようですが、トレンドの変わり目や波の転換など、全て高安値、つまり、高値と安値を更新してくるかで決まります。
なので、ここの高値や安値を更新すると、今から上に上がりやすいな、下がりやすいな、トレンドは上だな、下だなって感じで判断ができるんです。
だから、損切りは基本、高安値で行います!!!
あとは、どこの高安値でするか!ってことなんですが、そこがトレーダーによって見解が分かれるところです。
超短期足(1分、5分足)でするのか、短期足(15分、30分、1h足)でするのか、長期足(4h足、日足)、超長期足(週足、月足)でするのかは、トレードスタイルによって異なります。
例えば、日足が上昇トレンドだとします。日足で高値を超えて大きく上昇して来ようとしています。
デイトレをするってなった時、日足でトレンドを読み、1h足を基本足にしてトレードしている人であれば、基本1h足の高安値で損切りするとします。下記チャート図をご覧ください。
ドル円の日足チャートです。青のラインをブレイクして下降トレンドが確定します。ブレイクした日足以降は下で狙っていきます。だって日足は下降トレンドなわけですから。ちなみに黄色のラインが日足の高値になります。
確定した次のローソク足から以降を見ていくと、赤枠の中をショートで狙っていくとします。

はい、では上記日足の赤枠を1時間足でショートのタイミングを見てとっていくと仮定します。下記1h足チャートの赤丸で1h足の高値ができました。ちょうど赤の点線ラインですね。ここを損切りに設定して、下記の通り、デイトレでトレードを3回したとします。

トレード①、②は結果的にある程度良いところで入って、上手く利確できるチャンスもありますよね。
トレード③は損切りになってますが、高値が決まっているんで損切りができるわけです。
これはあくまで1h足ベースで組み立てたトレード戦略です。上記1h足チャート図にもある通り、黄色の点線が日足の高値になります。つまり、ここを抜けて来ない限りは、スイング目線で見ると下降トレンドなわけですから、下を狙い続けるわけです。
いかがですか??何度も言いますが、損切りは直近の高安値が基本です。
その高安値を日足の高安値にするのか、4h足にするのか、1h足にするのか、さらに、もっと時間軸を落として、15分足、5分足にするのか??によってトレードのスタイルや勝負する時間軸が決まってくるだけなんです。
2.4 損切りをなるべく浅く設定する
あとは、損切りをできるようにするコツはRR(リスクリワード)を考えることです。
ちょっと考えてみてください。
なぜ、損切りができないか??上記でも説明しましたが、証拠金に対して損失額が多いからですよね?
その原因が証拠金に対してロットを張りすぎな人もいれば、損切りを深く設定しすぎな人もいるわけです。
上記で説明した下記チャート図で打ったトレード3連打は全て1h足の高値に引き付けて、ショートを打っています。必然的に損切り位置は浅くなりますし、RRも良くなります。

だからRRを心掛けて、なるべく損切りする位置を浅くすることです。
浅いとスパッと切れますから!!笑
大丈夫です!!
またまた余談ですが、トレードでは待つことが大切。なんて良く言うじゃないですか??
私の中では、あれは損切り位置まで引き付けるのを待つんです。
もちろん損切りして負けることもあります。ですが、数打てば当たりますよ。結局、FXは確率ゲームですから。
そして、取れた時は大きいんです。
あとは1つ1つのトレードに一喜一憂しないことですね。淡々と作業することが大切です。
③ まとめ
・プロスペクト、サンクコスト状態にならないよう己を知ること。
・今のトレンドはどうか?波はどうか?自分が何をしているのか理解すること。
・自身の証拠金に対して、ロット調整を行うこと。無計画なハイレバは己の身を滅ぼす。
・損切りはなるべく浅く設定して、直近の高安値を損切りに設定してトレードを組み立てること。
またマインド的な動画とその他記事を作ってますので、損切りについての考え方は下記も合わせて見てみてください。
いかがでしたでしょうか??
損切りに悩まれている方は是非ご参考にして頂けると嬉しいです。
諦めずに一つ一つ苦手な部分を克服していきましょう^^
最後までご覧いただきありがとうございました!
最後に
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最後まで本記事を読んでくださり、ありがとうございました。
初心者様向けに役立つ記事を他にも記載してますので、その他の記事も是非チェックしてみてくださいね^^
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